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1909 小説

幼年時代、私は太陽を見た。太陽は私を盲目にし、燦々とした光が私を灼いた。幼年時代、私は愛を知っていた。母の愛撫を知っていた。私は無心に人びとを愛し、生活を嬉嬉として愛していた。しかしいま私は何人をも愛していない。愛したいとも思わないし、愛することもできない。この世界は呪われている。そして私にとってこの世界は一時に空虚なものになってしまった。すべてが虚偽であり、すべてが空虚なのだ。

※『蒼ざめた馬』 ロープシン(1879-1925) 工藤正広訳 晶文選書 P200
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